1st-winter Numenius arquata orientalis
ダイシャクシギ 第1回冬羽  三重県 2008年3月
Nikon D200 + Nikkor ED500mmF4P x 1.4 (撮影:@stint)


ダイシャクシギの渡りは、日本は基本的に越冬地となるため冬鳥と言って良いだろう。。九州地方で特に多く、冬期に大きな群れも見られるが、本州では伊勢湾から東京湾にかけて少数が局地的に越冬するくらい。したがってその他の地方では渡り期、冬期共に、見るのが意外に難しい。

この個体は秋から同じ場所で越冬し、幼羽から換羽するところが観察されているので、1年目の個体であることは確認されている。しかしその情報が無ければ、成鳥との違いを見つけることは難しかっただろう。3列風切にノッチ型の切れ込みの大きい幼羽があれば第1回冬と判るのだが、換羽してしまうと他の部分で大きな差異が無くなってしまう。幼鳥は嘴が短い傾向が強く、この個体も身体に対しまだ少し短めな印象なのだが、これも早く伸長してくると区別がしにくいだろう。



ダイシャクシギは背から上尾筒、下尾筒が純白で、翼下面も白色が強いことでホウロクシギと識別できる。
ホウロクシギもたまに白っぽい紛らわしいのが居るが、飛翔を見れば簡単に識別可能。
→ 参考: ホウロクシギの飛翔



 

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