Adult breeding Charadrius leschenaultii ssp.
オオメダイチドリ成鳥夏羽 (亜種不明) 沖縄県
(撮影:"gallinago"T.T.)
これはなかなか面白い。オオメダイの成鳥夏羽には間違いないが、頭部・胸部から背面・3列にかけて橙色味が強く広がっている。また過眼線も黒ではなく赤褐色。雌タイプだとしても、通常日本に渡来すると思われる基亜種よりも全体的にかなり赤い印象で、Helm社「Shorebirds」記載の亜種columbinusの図版に酷似している。ただし同亜種はカスピ海の西側に分布することから日本への渡来の可能性は極めて低いし、また嘴が比較的小型であることから、本個体のように明らかに基亜種並の大型の嘴を持っている点と矛盾してしまう。仮説を立てるなら、何らかの要因で基亜種でもこのようなパターンが発生し得る、または中間タイプの可能性?といったことだろうか。いずれにせよ「日本一赤いオオメダイ(撮影者談)」であることには違いない?
こんなのが出るからシギチはやめられない(笑)。
(@stint)
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