Adult breeding Charadrius mongolus (race stegmanni ?)
メダイチドリ成鳥夏羽 兵庫県西宮市
Nikkor ED 600mm f5.6 (撮影:@stint)


干潟に多く渡来するが、西日本より関東の方が個体数が多い。成鳥は赤い部分が多く綺麗である。
日本で確認される亜種はおそらく 
C.m.stegmanni C.m.mongolusだと思われるが、繁殖地でも混在?している地域も多いと考えられ、中間個体も多いのだろう。夏羽の額の白色部の面積が両亜種では異なるとのことだが換羽中の場合など個体差が大きく野外ではほとんど識別不可能に近い。
シベリア地域で繁殖する上記2亜種をMongolus group、チベット周辺で繁殖する3亜種を Atrifrons groupと呼ぶが、後者は嘴が長く、額の白色部がかなり小さい傾向がある。日本でもAtrifrons groupと思われる個体(おそらくC.m.schaeferi チベットメダイチドリ:新称、大西 2000)が九州・沖縄を中心に観察されているが、渡来の実態はまだ解っていない。(もし心当たりのある個体の写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非当HPにご提供のご協力をいただけませんでしょうか。よろしくお願いします。)


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