Adult breeding (male) Vanellus vanellus
タゲリ成鳥夏羽 (雄) 愛知県
Nikon D200 + Nikkor ED500mmF4P (撮影:"@stint"N.K.)
タゲリは日本各地の農耕地で多数が越冬する、大型のチドリ類。世界的な分布は広く、繁殖地はユーラシア大陸の東西にまたがっている。
頭の長い冠羽が特徴的で、雌雄の区別や季節に関係無くフィールドマークになっている。ケリのように乾燥した場所へも入ることは少なく、やや湿った環境を好むことが多い(「“田”ケリ」の名の由来?)
冬羽の個体は3月頃より夏羽への換羽が始まるが、4月初旬までには殆どが渡去してしまうので、夏羽に換羽の完了した個体に会うタイミングは意外に少ない。
夏羽では雄は額〜嘴基部〜喉〜胸部へと真っ黒になり、顔の淡色部は白色味が強くなる。(雌夏羽は喉が白いままのようだが、まだ見た事が無い。)
また、冬羽では肩羽や雨覆にバフ色の羽縁があることが多いが、夏羽ではそれが無くなる。
感覚的だが、背面の緑光沢も少し変わって、深い渋い色合いになるようだ。
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