Adult breeding Tringa ochropus
クサシギ成鳥夏羽  
石川県輪島市 2002年5月
Nikon E995 + Kowa TSN-4 (撮影:@stint)


クサシギは内陸棲のシギの代表的な種の一つ。日本の渡り期・越冬期は農耕地の休耕田やその周辺の水路や溝の中でよく見られるが、個体数自体は多くない。群れることも少なく、またシギチの中では警戒心の強いほうなので、あまり目立たない鳥の印象が強い。

成鳥の完全な夏羽は、頭部から胸の縦班が明瞭となり、背面のスポットも大きい。この時期はタカブシギと似て見えるが、眼の後ろまで太い眉班が無いこと、サイズがやや大きい、体に対して脚が短く見えることで見分けがつく。
飛翔時にはチュイーと鋭い声で鳴き、腰の白い部分がよく目立つ。
類似種にコシグロクサシギ(未記録)が居るが、飛翔時以外は識別が困難。



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