Adult breeding (female) Phalaropus fulicarius
ハイイロヒレアシシギ成鳥夏羽(♀)
千葉県銚子市 1999年4月
Nikkor ED600mmF5.6 (撮影:"@stint"N.K.)
外洋性のヒレアシシギ2種のうち、大型の種類。アカエリヒレアシシギより嘴が太く、体形もがっしりしている。
日本近海で春に見られるものはおそらく南米沿岸から太平洋を北上する個体群と思われる。しかし秋期には少ないようだ。(海流の方向に起因しているのではないだろうか?)
太平洋岸の航路などから数百羽の群れを見ることもあるが、岸近くへは荒天の日に避難してくるぐらいである。特に関東の波崎・銚子港などには3月〜4月の荒れた日にはよく確認されている。しかしその他の地域では見る機会は少ない。
雌は夏羽は赤色が濃く、雄よりも顔の白色部の範囲が広い。
英名は冬羽のGreyを取ったものだろうが、代わりに夏羽のRed-を用いている図鑑もある。
Adult breeding Phalaropus fulicarius
ハイイロヒレアシシギ成鳥夏羽へ換羽中
千葉県銚子市 1999年4月
Nikkor ED600mmF5.6 (撮影:"@stint"N.K.)
上の個体と同時に観察した。まだ換羽中なのが見て取れるが、雌雄の判別はまだちょっと難しい。
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