Adult Breeding Heteroscelus incanus
メリケンキアシシギ成鳥夏羽
千葉県
Nikkor ED600mmF5.6 (撮影:@stint)


関東では各地で観察される機会が比較的多い。
夏羽では下尾筒までびっしりと横班が入るが、その密度や下尾筒への模様の入り方は個体差がかなりある。 脚がキアシシギより太くがっしりして見えるので、体型を注意して見るのも識別には重要だと思う。
また飛んだ時に発する声が、キアシよりも「ピピピピ」と連音になる事が多いのも知っておくと意外に役立つ。

キアシシギとは背面の色の濃さに違いがあるが、単独の場合は比較しにくい。しかし両種の上尾筒には明確な違いがあり、キアシシギには淡色の羽縁が明瞭な場合が多いのに対し本種では淡色の羽縁は殆ど無くべったりした感じに見える。ただし野外でそれを確認するのは根気が必要。



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