Adult non-breeding Charadrius semipalmatus
ミズカキチドリ 成鳥冬羽 愛知県 2006年12月、2007年1月、2月
Nikon D200,D70 + Nikkor ED500mmF4P + 1.4tele (撮影:"@stint"N.K.)

2006年11月17日に発見され、翌年5月頭まで越冬した個体。
 → 夏羽の同一個体の画像はこちら photos of the same bird in April.

確認された当初は下のような冬羽だった。正直な話、管理人も最初の段階ではハジロコチドリの変な個体かと思っていたが、色々な証拠を突きつけられて納得した次第だった。
ハジロコチドリよりも胸のバンドが細めで、顔のパターンも異なるせいか、コチドリと比較した場合に、ハジロコチドリのように一見して「濃い!」という感じではなく、遠距離ではコチドリと紛らわしいことも多かった。
「ハジロコチドリよりも存在感が無い」と感想を言った人がいるが、まさにその感覚(jizz)を的確に述べていると思う。
またこの個体をシロチドリ冬羽と誤認する人もいたが、胸のバンドが中央で途切れたように見えるので(実際は繋がっているが)そう感じたのだろう。 脚の色や嘴の模様は泥が付着すると黒く見えてしまうことも多いので、特に遠距離の場合は注意が必要。


黄色いアイリングは、冬羽では一見全く無いような印象を受けるが、拡大してみるときちんとその存在が判る。順光で条件の良い場合は野外でも確認ができることもあった。
胸のバンドは、黒と褐色の羽が混じっているせいか、光の加減によって、濃く見えたり淡く見えたりした。下の2番目・3番目の画像からも判ると思う。

12月撮影

1月撮影

2月撮影

ミズカキチドリ頭部・冬羽

(参考)ハジロコチドリ頭部・冬羽
 (撮影:2005年2月)


 → 夏羽の同一個体の画像へ photos of the same bird in April.



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