Juvenile Baird's Sandpiper Calidris bairdii
ヒメウズラシギ幼鳥 千葉県船橋市 2002年10月
Nikkor ED500mmF4P (撮影:清水博之)

三番瀬に現れた美しい幼鳥。普通、秋のヒメウズラは1週間以内くらいの滞在のことが多いと思うのだが、この個体は約1ヶ月も滞在し人気を集めたそうだ。第1回冬羽に換羽するまでいてくれていたらもっと面白かったのだが、本種の幼羽の換羽は遅く、『Shorebirds an identification guide』(1986)によると背面の鱗模様は11月まで明瞭で、成鳥との識別が容易なのだそうだ。この個体も11月下旬まで滞在したにもかかわらずほとんど換羽しなかったというので記述に一致する。


前方から見たときに、他のCalidris属の種に対して胴体の横幅が相対的に広く横楕円形に見えるのがヒメウズラシギの特徴とされるのだが、お判りだろうか?トウネン等を見慣れていないと違いを感じるのが難しいかも。微妙。

長い初列風切の突出により、ハマシギ等に比べると随分とスマートな体型に見える。






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