Breeding plumage Little Stint
Calidris minuta

ヨーロッパトウネン(ニシトウネン)夏羽
 宮城県 2003年5月 
(某氏撮影)


典型的な成鳥夏羽個体。ほぼ完璧な羽衣である。脚に泥が付いて太く見えるが脚の長さからヨロネンっぽさが漂ってくる。



左の画像から、中央尾羽と雨覆の多くが、赤褐色の太い羽縁と黒く太い軸班が明瞭なのが判る。ヨロネン夏羽の多くの個体ではこれらの特徴が顕著に現れる。これらの羽縁の赤褐色はトウネン夏羽ではここまで明瞭になる個体は少ない(ごく稀には存在するようだが)。



Breeding plumage (moulting) Little Stint
Calidris minuta

ヨーロッパトウネン(ニシトウネン)夏羽(換羽中)
 宮城県  2003年5月 
(某氏撮影)


上の個体ほど換羽が進んでいない状態(おそらく別個体)。こういう中途半端な状態の場合は注意が必要。このカットでは脚が隠れていて長さが判りにくい。雨覆全体が早期に換羽し赤褐色の羽縁が多いことや、嘴の細さから、ヨロネンだと判断できる材料は見えてくると思う。



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