Calidris minuta ヨーロッパトウネン(ニシトウネン)第1回(?)冬羽 沖縄県 2003年2月 Nikon E995 + Kowa TSN-4 (撮影:@stint) ヨーロッパトウネンの典型的な体型の個体の冬羽。初列風切に摩耗と褪色がみられること、肩羽に大きな羽が無くこじんまりしているので、第1回冬羽の可能性がある。 トウネン冬羽(写真下 右側)とは羽衣が酷似するので外見上の違いは判りにくいが、体型がまず異なることが識別のポイントだろう。この個体の撮影時は脚の長さ、胴体の短さ、採餌時の身体の角度などがよく比較できた。 もともと国内ではトウネンの越冬数は少ないので、冬季に冬羽個体を見かけたらヨロネンが混じっている確率は比較的高いとみて体型の違いに注意すべきだろう。実際、最近の観察例の多くは冬羽個体なので、識別法が普及(?)する以前は見過ごされていた可能性は高い。
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