Breeding plumage Red-necked Stint Calidris ruficollis
トウネン 成鳥夏羽
兵庫県 2010年5月 
(撮影:@stint)



トウネンとヨーロッパトウネンの識別に関して、脚の長さ等の体型の違いによる、採餌時の体軸の傾きの違いがよく議題に挙がる。確かにヨロネンの方が尾側を上に持ち上げる傾向はjizzとしてはあると言ってよいのだけれども、実はかなり微妙な違いだと認識したほうがよい。
採餌場所の条件によって体軸の角度は容易に変わってしまう。地面が傾斜していれば頭が低くなるし、逆に軟泥地で脚が沈み込む場所ではヨロネンであっても体軸を傾ける必要性が無い。
またその時の気分(?)によっても採餌行動が変わる。例えばゆっくり落ち着いて採餌している場合と、潮に追われてせわしなく走り回っている時では、後者の方が尾側を上げる頻度が多いと感じる。
つまり固いフラットな同一条件の地面で同時に観察しないと正確な比較はできないということを常に念頭に置いておきたい。




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