Juvenile Red-necked Stint Calidris ruficollis (?)
トウネン幼鳥 (?) 2004年8月
Nikon D1H + Nikkor ED500mmf4P x1.4tele
(撮影:"@stint"N.K.)
この個体は、体型がヨーロッパトウネン的で脚も長く見え、雨覆の羽縁に赤味は無いが、羽縁が比較的太くはっきりしているように見える。採餌時の行動も周囲のトウネンよりも活発だった。そんなこともあり実は観察していた時はニシトウネン幼鳥の色の薄い個体だと思って疑わなかった。しかし後で撮った画像をよ〜く見てみると、やはりトウネンとしたほうが妥当な感じがしてきた。ヨーロッパトウネンにしては嘴は太いし、中央尾羽先端が初列先端を越えている、また脚の太さが結構太いこと、などがその理由である。姿勢によって体型がかなりスリムに見えたり、寸づまりに見えたりと、やや混乱する要素もあるが・・・。しかしトウネンのバリエーションだとすると、相当変わったタイプである。
他の可能性として、ヒレアシトウネンにも似てなくはないのでそちらも考えたが、中央尾羽の突出や、肩羽のパターンなどから、やはりちょっと無理がある気がする。
とにかくかなり難易度の高い個体といえよう。内輪ネタだが、かなり「似とるスティント」だ。
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