Breeding plumage : Sanderling Calidris alba
ミユビシギ 夏羽 三重県  2005年5月
Nikon D70 + Nikkor ED500mmF4P (撮影:@stint)


ミユビシギはトウネンとプロポーションが良く似ているが、やや体格が大きくハマシギ寄りのサイズに見える。また嘴はトウネンとハマシギの中間くらいの長さに見える(あくまでも見た目上)。
名前の通り、後趾が無く3本指なのが普通で、条件が良ければ野外でも確認は十分可能。
生息環境は砂浜海岸の波打ち際を好み、波の動きに合わせてせわしなく群れで動き回っている姿を見ることが多い。しかし砂浜だけでなく普通の干潟に少数で現れることもよくある。

夏羽はトウネンに近い色彩パターンで、大きさを比較できない場合や、遠距離ではトウネンと混同して見えることもあるが、頭部に全体的に暗色の小班が目立つ点が若干異なる。 完全に換羽すると雨覆まで赤味の強い羽になる点もトウネンと異なる。
下は夏羽とそれに移行中のバリエーションの数々。越冬個体なのか通過個体なのかは不明。



Adult (moulting to summer) Calidris alba
ミユビシギ成鳥(夏羽へ換羽中) 三重県  2005年5月
Nikon D70 + Nikkor ED500mmF4P (撮影:@stint)


ミユビシギは夏羽への換羽が比較的遅く、また夏羽の期間も短いと言われているので、日本で春に見られる個体はこのような状態のものも多い(ただし1stが混じっている可能性はあるが)


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