Breeding plumage : Western Sandpiper
Calidris mauri
ヒメハマシギ夏羽  静岡県富士市 2003年5月
Nikon E995 + Kowa TSN-4 (撮影:@Stint)

ヒメハマシギの夏羽個体が日本で見られるケースはごく少ない。
ハマシギよりは小型だがトウネンよりはやや大きめの場合が多い。嘴の長さは雌雄差・個体差が大きく、この個体は比較的長いほうで、雌の可能性もある。夏羽なので耳羽が赤くなりハマシギ夏羽に似たような顔つきになるが、過眼線は目先で濃くなるのが異なる。
3列風切先端からの初列風切の突出量は比較的少なく、かつ尾羽先端と初列が同位置か初列がやや出る傾向がある(これはヒレアシトウネンにも共通。)

この画像は残念ながら脚が写っていないが、重要とされる水掻きの有無は、他の人が撮られた写真を見ると一応あることは確認できるものの、実際の観察時ではほとんど確認することができなかった。推測だが水掻きのサイズには個体差が相当あって、この個体はかなり小さい方なのだろうと思う。




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