Juvenile : Western Sandpiper
Calidris mauri
ヒメハマシギ幼鳥  愛知県西尾市 1987年9月
 (撮影:小山慎司)

典型的な個体(だと思う)。 嘴が比較的長いタイプ。これより短いタイプも存在するので、トウネンの嘴の長めの個体や、未記録のヒレアシトウネンとの識別には注意が必要。
この個体は肩羽の「碇型」が非常に明瞭。ヒレアシトウネンやトウネンの個体差に生ずる「碇型」よりも、ヒメハマシギのそれは「矢印」に近い形をしている傾向がある。しかし各種とも個体差はかなり多いようなので、この部分の形のみでは確実に識別はできない。
頭部の模様はヒレアシトウネン同様トウネンより濃く明瞭だが、本種は眉班が眼の前方で太くなり嘴基部上部で完全につながることが多いという。
いずれにせよ一つのポイントのみではなく複数のポイントを総合的に判断しないと識別が難しい種だ。この画像のような典型的な個体ばかりであればいいのだけれども・・・。



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