Breeding plumage Long-billed Dowitcher
Limnodromus scolopaceus
オオハシシギ 夏羽
石川県河北潟 2003年4月 
Nikon D1H + Nikkor ED500mmf4P (撮影:"@stint"N.K.)


本種は近年記録が増えているように思う(特に越冬記録)。これらの個体もおそらく越冬して換羽が完了したものと思われる。
Long-billedという名が付いているが、嘴の長さは個体差が多いので、一概に嘴の長さだけではアメリカオオハシシギとの識別はできない。
淡水域を好む種なので、蓮田や休耕田などで数羽程度の小群で見られる事が多いが、10数羽で越冬する場合もある。餌の採り方はタシギに似ている(Sawingと呼ばれる、常に嘴を泥に刺して上下しながら歩く)。

夏羽はオオソリハシシギ等のように赤味が全体に強くなるが、腹部には細かく黒班が入る。また頭部はあまり赤くならないようだ。肩羽、雨覆は細かいノッチ型の軸班で全体に複雑な模様に見え、シベリアオオハシシギとは印象が異なる。



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