L23-25cm P / W
【分布】
日本では数少ない旅鳥で迷鳥に近い。越冬例もある。
アラスカ・カナダで広く繁殖し南米大陸へ渡る。
【環境】
日本では干潟、埋立地、水田など。
【印象】
・第一印象はタカブシギとコアオアシシギを混ぜたような雰囲気(特に幼羽はタカブシギに似ている)だが、脚がより長い。
・大きさはタカブシギより大きく、コアオアシシギとほぼ同大か若干大きく見える。
・脚の色は鮮やかな黄色。(緑色味は全くない)
・静止時に初列風切先端が尾羽先端よりも常に長く後に出る。
・上尾筒の白い部分は腰・背中に食い込まない。
・嘴は細くて黒く先端が尖っており、コアオアシシギよりは短い。
・アカアシシギの脚の黄色味がかった幼鳥が本種に間違えられることがよくあるが、飛翔時のパターンが全く異なることに注意するとよい。
・遠距離でサイズの比較ができず、脚が泥に埋まっていると、タカブシギとの識別がしにくくなる。本種はタカブシギより眉班が不明瞭で少しぼんやりした顔つきに見えること、身体と相対的に頭部が小さく見える。タカブシギでも個体によっては初列風切先端が尾羽より若干突き出す場合もあるので、この部分だけを見て判断しないよう注意が必要。
【鳴き声】
ピューピュー
【類似種】 ※種名クリックで各種のページへリンク
■要注意:
■タカブシギ(幼羽で大きさ不明・脚が見えない場合)
■アカアシシギ(幼羽で脚の黄色味が強い個体)
●やや注意:
●コアオアシシギ(大きさと体型が良く似ている)
【雑学】
アメリカ大陸では普通種。日本でのタカブシギやコアオアシシギのような位置づけか。
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