Juvenile Red-necked Stint
Calidris ruficollis

トウネン幼鳥 千葉県銚子市
Nikkor ED 600mmF5.6 x1.4tele (撮影:@stint)

典型的な9月の幼鳥。これが基本形だと考えます。
 ・顔〜首の模様がやや不明瞭
 ・背中のV字班は細くはっきりしない
 ・雨覆〜3列は灰色味が強く軸班が細く周辺との境界がはっきりせずメリハリに欠ける
といったのがいわゆる「トウネン的」と感じるjizzのポイントだと思う。



これも典型的な個体の一つだが上の個体と比べると赤褐色味が少なくやや暗色な個体。
類似種との比較におけるトウネンの特徴として、嘴がやや太く、体型が横長に見えること、初列風切の3列先端からの突出が大きいにもかかわらず、中央尾羽の先端が僅かに初列風切を超えている位置関係に注目。

尾羽・初列風切・3列風切の位置関係(幼鳥の場合)。
磨耗のない個体における他種との識別には有用だが、個体差もあるので注意。
また成鳥と幼鳥ではこの位置関係が異なる場合が多い。
 →参考: ヨーロッパトウネン(ニシトウネン)幼鳥

PP: Primary projection
WP: Wing projection 



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