Eurasian Woodcock  Scolopax rusticola
 ヤマシギ (Yamashigi)
 
 
 


L33-35cm   R

【分布】
北海道で夏鳥、本州中部以北・伊豆諸島で留鳥、西日本で冬鳥。
観察される個体数は少ないが、もともと非常に見つけ難い鳥のため実態はあまり解っていないと思われる。
世界的にはユーラシア大陸中緯度に東西に広く分布。

【環境】
平地から低山の林、山間部の湿地、渓流沿いなど。夜間は農耕地などに出てくる。
冬期は都市公園、河川敷などでも見られる。

【印象】
・アオシギに似た体型だが嘴がより太短く、太っている。足がより太く短い。
・眼が頭部の上の方に付いているため、間延びした顔に見える。
・赤褐色と灰褐色と黒の複雑な模様。
・頭部に暗色の班が4つあり、最前列は太く、2番目と同じ程度の太さ。(アマミヤマシギは最前列が細い)
・眼の周囲が裸出することはなく、眼の上下が白い。
(以下作成中)

【鳴き声】
(繁殖期)チキッ、ブーブー

【類似種】 
※種名クリックで各種のページへリンク
 ■要注意: ■アマミヤマシギ(冬期の奄美諸島では注意)  ■アオシギ(冬期、生息環境が近く、体型・色調が似る) 

【雑学】
・繁殖期は日没後間もなくから林の上を「チキッチキッ」「ブーブー」と鳴きながらディスプレイフライトを行う。
・眼の位置が上方にあり、両眼視野は狭いが単眼では約180°見る事ができ、後方に死角が無いと言われる。
・日本ではタシギと共に狩猟鳥とされている。しかし生息数が少ないため地域により条例で捕獲禁止となっている場合もある。狩猟による棲息数の更なる減少が懸念されるのと、生息地、色彩の似たアオシギの誤射も懸念される。
・古くから食用とされ、美味な鳥とされる。フランス料理ではベカスと呼ばれ、高級ジビエの食材として取り扱われる。特に内臓と脳味噌が珍重される。

   
 ヤマシギ画像集  more images

成鳥 Adult

March 2005 : Japan
March 2004 : Japan (photo : T.T.)
Winter :Osaka Pref. (photo : Kimura)

 
 



 
 
  


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