L29-31cm W
【分布】
九州以北で全国的に渡来する冬鳥。南日本では少ない。
棲息密度はかなり低いが、相当数が普通に越冬していると考えられる。
【環境】
低山の山間部の渓流、里山の山際の小川・水路などで越冬する。
稀に山間の水田や、林縁の湧水のある湿地でも見られることがある。
【印象】
・日本で観察されるジシギの中では最も大型。
・赤褐色と青灰色の混じる独特の模様より、他のジシギとの識別には迷わない。
またヤマシギよりも「青白い顔」に見える。
・背面は肩羽の模様が白いストライプ状に目立って見える。
・尾羽の赤い部分は静止時にも目立つ。
・翼下面は模様が密に入る。
・移動時、採餌時には脚を屈伸しながら身体全体を上下させる動きをする。
(以下作成中)
【鳴き声】
ジェッ
【類似種】 ※種名クリックで各種のページへリンク
■要注意: ■ヤマシギ(体型・色調が似る)
●やや注意: ●タシギ ●オオハシシギ
【雑学】
・冬期の山間部に単独または2〜3羽で棲息し、非常に陰性的で物陰に隠れ目立たないため、発見することは非常に難しいが、本州では必ずしも稀な鳥ではない。
谷筋の里山の農耕地と山の斜面に隣接する比較的平坦な川底のある幅の狭い清流で、一日中山陰となり、堆積物があるような場所でよく発見される。日差しが強く差し込む場所ではほとんど見られないが、曇天の日は活動が活発になり発見し易くなる。
・警戒心が非常に強く、危険を感じると飛翔して山の斜面に逃げ込み、長時間戻って来ない。そのため一度驚いて飛ばされるとその日は終日それきり観察できないことがよくある。
・関西地方ではゴルフ場や霊園等の周囲にある三面貼りに護岸された小川で見られる事も多いが、東日本では自然な渓流で発見されるケースの方が多いという。
・狩猟鳥のヤマシギやタシギとの誤射が懸念される。
(以下作成中)
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